レコード鑑賞 RCA/47-8810
2006-06-04


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Lorraine Chandler / Tell Me You're Mine c/w What Can I Do (RCA/47-8810)

'Tell Me You're Mine' は、フォー・ソニックスと同じ曲ですが、バック・トラックは異なります。地を這う様なベース・ラインとキックの強いドラムのリズム隊、ジャック・アシュフォードのパーカッションも2拍目だけに聴こえますが、デトロイト特有の軋むようなエフェクトが掛かり、リズムを引き締めながらも、ゆったりとした(テンポは意外と早いですが)印象を与えるものです。ホーンも炸裂。要は絵に描いたような60年代デトロイト・サウンドなのですが、そんなバックを従えてロレイン嬢が余裕シャクシャクでクリアー且つフラットな歌声を聴かせてくれます。リズム感、音程もばっちりで、聴いていて本当に気持ちよくなります。フォー・ソニックスのと聴き比べると、フォー・ソニックスのヴァージョンの軽さ、柔らかさと、ロレイン嬢のヴァージョンの重さ、硬さは、対極にある感じです。T.P.O.によってどちらも聴きますが、個人的にはロレイン嬢の強いサウンドに惹かれます。いずれにしてもエレガントな名曲であることは間違いないですね。

'What Can I Do' は、3連ビートのミッド〓アップ・テンポのナンバー。こちらもヘヴィーなサウンドですが、やはり、曲良し歌良しで、素晴らしい内容。ダブルサイダーですね。

両面共にAshford - Terry作、アレンジ。Pied Piper Productionプロデュース。

[レコード鑑賞]

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