Little Ann / Going Down A One-Way Street (Wrong Way) c/w I'd Like To Know You Better (Ric Tic/142)

'Going Down A One-Way Street (Wrong Way)' (D,Hamilton, D.Bell, W.Garret, J.Jackson作、プロデュース、A Wingateプロダクション)は、ミッド・テンポのブルージーなナンバー。ファンク臭さ漂うドラム、ベース、ギターのリズム・セクション、華やぐホーンというバックはズブズブのドス黒いサウンド。そのバック・サウンドを正に切り裂くような強烈なリトル・アンのヴォーカルも黒い。このサウンドは制作陣の一人＝デイヴ・ハミルトンに依るところが大きいと思われますが、このレーベルでは異色とも言えるものですね。混じり気のないブラック・ミュージックを堪能出来る作品。

’I'd Like To Know You Better' (Eddie Wingate作、E.Wingate & Mike Terryプロデュース、A Wingateプロダクション) は、ミッド・テンポのインスト・ナンバー。７０年代中期の日本の歌謡曲のような曲調、サウンドです。